音楽家と心因性の病気

ギタリスト、ピアニスト、シンガー、ドラマーなど、音楽家を突然襲う心因性の病気について解説します。

KANAーBOON飯田祐馬さんと精神的な病気

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KANAーBOONの飯田祐馬さんと精神的な病気

KANAーBOON飯田祐馬さんと精神的な病気

 

KANAーBOONのベーシスト、飯田祐馬さんの音楽活動の一時休止が、公式サイトで2019年6月19日に発表されました。

 

飯田さんは6月5日に行方不明となり、ご家族から捜索願が警察署に提出されていました。

 

6月15日のKANAーBOONのライブは中止となり、世間が心配する中、6月15日の深夜に無事帰宅されました。

 

KANAーBOONの公式サイトによると、飯田さんの失踪理由は「個人的な不安やプレッシャー」が原因だそうです。

 

音信不通になった理由として、音楽活動の中での、個人的な不安やプレッシャーが原因であったと確認することができました。

 

kanaboon.jp

 公式サイトでは「精神的な病気」とされています。

 

ハッキリとした病名は記載されていませんが、うつ病の可能性が考えられます。

*個人的感想です。

 

うつ病ー「心の風邪

 

うつ病は「心の風邪」と称されることもあります。

 

うつ病の症状には、以下があります。

 

 うつ病の基本的な症状は、強い抑うつ気分、興味や喜びの喪失、食欲の障害、睡眠の障害、精神運動の障害(制止または焦燥)、疲れやすさ、気力の減退、強い罪責感、思考力や集中力の低下、死への思いであり、他に、身体の不定愁訴を訴える人も多く、被害妄想などの精神病症状が認められることもある。

 

出典:「うつ病を知る」厚生労働省「うつ対策推進方策マニュアル」

 

厚生労働省が実施している調査によると、2008年の時点ではうつ病患者数は104万人もいるそうです。

 

うつ病の原因としては、セロトニンノルアドレナリンなどの神経伝達物質の働きが悪くなっていることが考えられます。

 

皆さんの周りでも、一人や二人、身近な方でうつ病になった方がいらっしゃるのではありませんか?

 

うつ病は珍しい病気ではないものの、やはりしっかりと休養されることが大事です。

 

私は仕事柄、音楽家の方をカウンセリングしています。

 

最初、この仕事を始める前は「音楽家は『自分大好き人間』が多いから、仕事の需要なんて、あるかな?」と疑問に思っていました(^^;)。

 

ところが、仕事を始めたら、その心配は杞憂に終わりました。

 

一見すると「自分大好き人間」の音楽家であっても、人間ですから悩みはつきものです。

 

特に、飯田さんのように全国的にも名前を知られたミュージシャンともなれば、責任感やプレッシャーは人一倍かかってきます。

 

KANAーBOON飯田さんの失踪理由

 

今回の飯田さんの失踪理由として、ヴォーカル兼ギターの谷口鮪さんのツイッターでは、

 

 となっていました。

 

ミュージシャンとしての活動の幅が広がれば広がるほど、決めなければいけないことや話し合わなければいけないこと、責任を負わなければいけないことがたくさん出てきます。

 

こういうことは、メジャーになっていく過程では仕方の無いことです。

 

しかし、一流ミュージシャンが全員、メンバー間での話し合いがプレッシャーになって、それで精神的に大きな負担を抱えてしまうということはありません。

 

みんな、忙しい合間を縫って、メンバーとお仕事の話し合いをするものです。

 

うつ病の原因ー自分で自分を追い込んでしまう

 

以前、うつ病を発症された方をカウンセリングしたことがあります。

 

その方は、お仕事で上手くいかないことがあり、そのことがキッカケでうつ病を発症されてしまったそうです。

 

その方は、お仕事に対して人一倍責任感が強く、「いつも優秀な成績を上げなければいけない」という強い思い込みがありました。

 

仕事が上手くいっているうちはいいのですが、ときに仕事で思うような成績を上げられないこともあります。

 

しかし、責任感が強いその人は、仕事の不調がショックでうつ病になってしまいました。

 

飯田さんを直接カウンセリングした訳ではありませんが、もしかしたら飯田さん特有の「強い思い込み」があって、そのせいで精神的に強い負担になってしまったのかもしれません。

 

「ちゃらんぽらんになれ」とは言いませんが、「○○でなければいけない」という強い思い込みがあると、「○○」を達成できなかったときは、強い精神的ショックを受けます。

 

しかし、「○○でなければいけない」という思い込みが一切無い人は、精神的ショックを受けることもありません。

 

 

飯田さんの「精神的な病気」がまだ正式に発表されていないので断定はできませんが、もし飯田さんが「○○でなければいけない」という強い思い込みがあれば、その思い込みを外してしまうことをお勧めします。

 

そうすれば、精神的負担がかかることもなく、毎日を快適に生きられることでしょう。

 

心の風邪」を治すためには、しっかりと休養することが大事です。

 

ファンの皆さんも、きっと「焦らないで、ゆっくり療養して欲しい」と思っているはずです。

 

後になって、「あのときの休養は、結果としてはプラスの体験だったな」と、ご本人もご家族もバンドメンバーも思えるようになるといいですね^^。